ローカルアカウント
概要
本製品には、異なるグループポリシーを使用して、管理者がユーザーアクセスを管理することを可能にするユーザーデータベースが組み込まれています。 ローカルアカウントのアクセス権メニューから、ユーザーを作成、変更および削除し、ACL設定を行い、それらを指定するグループに割り当てることができます。
ユーザー
ローカルアカウントメニューから、ユーザー項目を選択します。ローカルユーザー設定画面が表示されます。 この画面で、ローカルユーザーを追加、編集、削除、ACL設定およびバッチ処理することができます。
ユーザーの作成:
ユーザー画面で、作成ボタンを押します。ユーザー作成画面が表示されますので、ウィザードに従い、設定を完了します。
1. ユーザー ID 番号を入力するか、そのままにして、システムデフォルト値を使用します。
2. アカウント ID フィールドにユーザー名を入力します。
3. パスワードボックスに新しいパスワードを入力し、確認ボックスに新しいパスワードを確認のため再入力します。
4. ユーザー説明を入力します
5. ユーザーのメールアドレスを入力します
6. [ 次 ] を押下して、次ページに移動します。
使用できない文字は ^/:;<=>?~&@[]*,$!()'"|`#%\^{}、およびスペース。
※パスワードは4~16文字の英数字で以下の文字
・0~9
・a-z
・~!@#$%^&*()_=+{}[]|¥;:’”,./<>?
以下は、禁足文字
・`
・- (dash)
・Spase
7. ユーザーが所属するグループを選択します。グループメンバーは、このユーザーが所属するグループのリストです。
8. [ 次 ] を押下して、次ページに移動します。
9. ページは、チェック用にユーザー情報をリスト表示します。
10. [新規作成] を押下すると、ユーザーが作成されます。
11. ユーザー作成が完了し引き続きACL設定を行う場合は[はい]、あとで行う場合は[いいえ]を選択します。
12.ACLの設定を行い、[適用]を押下して保存します。
13.ACL設定を行うと共有フォルダに対して設定キューが飛び、順次処理されていきます。
ここに注意
処理は共有フォルダー単位で行われます。完了となっていない共有フォルダに続けてキューを入力することはできません。サブフォルダーやファイル数が沢山ある場合には時間がかかります。ユーザーACLからACL設定を行おうとして前の処理が終わっていないため設定が出来ないような場合は、共有フォルダー側からユーザーACLを設定するようにしてください。
バッチ処理:
また、本製品は、ユーザーおよびグループをバッチモードで追加することができます。 これにより、Microsoft Excel (*.csv) ファイルをインポートして、多数のユーザーおよびグループを自動的に追加することができます。
ユーザーメニューから、バッチ処理をクリックします。バッチユーザー入力作成ダイアログが表示されます。 ユーザーおよびグループのリストをインポートするには、次の手順に従います:
1. [ 選択 ] を押下して、Excel (.csv) ファイルを検索します。
2. 確認欄にメッセージがある場合、Excel (.csv) ファイルを修正します。
3. バッチ処理確認ボタンをクリックして、インポートを確認します。
4. または、左下隅で、操作のためサンプルファイルをダウンロードすることができます。
ここに注意
1.すべてのユーザーが、「ユーザー」グループに自動的に割り当てられます。2.ユーザー名に日本語を使いたい場合、バッチ処理に使用するcsvファイルの文字コードは UTF-8 (BOMなし )である必要があります。Excelでcsvファイルを作成または編集した後は「名前を付けて保存」メニューからファイルの種類を「CSV UTF-8 (カンマ区切り ) (*.csv)」に設定して保存してください。
3.バッチ処理で設定できるのは、ユーザー名、パスワード、説明、
Eメール、のみです。他の項目はバッチ処理後にユーザー単位で編集してください。
ユーザーの編集:
1. リストから既存ユーザーを選択します。
2. 編集ボタンをクリックします。ユーザー設定画面が表示されます。
3. 必要に応じて、変更を行います。
ここに注意
1.この編集画面で編集可能なのはパスワード、説明、Eメール、属するグループ名の変更となります。ユーザー名を変更されたい場合は、そのユーザを削除後に新規追加をお願い致します。2.登録済みのユーザーの編集画面では登録済のパスワードが表示されずに新たなパスワード入力を促していますが、登録済みのパスワードが消えたわけではございません。「キャンセル」押下することによって変更することなく、以前登録したパスワードでWebUIとファイルサービスをご利用いただけます。
ユーザーの削除:
1. ユーザー画面で、ユーザを選択して削除ボタンを押します。
2. ユーザーの削除確認画面が表示されますので、ウィザードに従い、「はい」を選択して削除します。
削除しない場合は[いいえ]を選択します。
グループ
グループの作成:
グループ画面で、追加ボタンを押します。グループ作成画面が表示されます。 ウィザードに従い、設定を完了します。
1. グループ ID 番号を入力するか、そのままにして、システムデフォルト値を使用します。
2. グループ名フィールドにグループ名を入力します。
3. [ 次 ] を押下して、次ページに移動します。
4. ユーザーリストからグループメンバーを選択します。
5. [ 次 ] を押下して、次ページに移動します。
6. グループ設定の確認をしたら、[新規作成]を押下して新しいグループを作成します。
7. グループ作成が完了し、ACL設定を引き続き行うときは[はい]、行わない時は[いいえ]を押下します。
8. 作成したグループのACL設定を行います。設定を実施したら[適用]を押下して保存します。
9. ここでACL設定を行わなかった場合、あとでACL設定をしたいグループを選択してから[ACL設定]を押下することで設定をすることが出来ます。
グループの編集:
1. リストから既存グループを選択します。
2. 編集ボタンをクリックします。グループ設定画面が表示されます。
3. 必要に応じて、変更を行います。
グループの削除:
1. リストから既存ユーザーを選択します。
2. グループの削除ボタンを押下します。削除確認が表示されOKを押下するとユーザーがシステムから削除されます。
AD
ネットワーク内のドメインセキュリティに対処するために Windows Active Directory (AD) サーバーを設置している場合は、AD サポート機能を有効にすると、AD サーバーに接続し、自動的にドメインユーザーおよびグループのすべての情報を取得します。 アクセス権メニューから、ADを選択します。AD 設定画面が表示されます。 これらの項目を変更し、適用 を押して、設定を確定することができます。
設定を反映させるために再起動が必要となります。
各項目の説明は、次の通りです
AD ドメインに参加するために、次の図を参照し、以下の例を使って、関連するフィールド入力を設定してください:
ここに注意
• WAN/LAN1 設定ページで指定される DNS サーバーは、 ADS サーバー名を正しく解決できる必要があります。• BizBoxServerと ADS の間のタイムゾーン設定が同一である必要があります。
• BizBoxServerと ADS の間のシステム時刻の差が5 分未満である必要があり分未満である必要があります。
• 管理者パスワードフィールドは、AD (アクティブディレクトリ) サーバー 用のパスワードであり、BizBoxServer用のパスワードではありません。
AD設定が成功すると以下のようにローカルアカウントにADユーザーが追加されます。
ADサーバーがダウンした場合本製品にもアクセスできなくなりますので運用には注意が必要です。
表:アクセス権に関する動作環境