リモートアクセス
概要
Remote Access Connection Agent(RACA:新リモートアクセス)
RACAはスマートフォンやタブレット、WindowsPC、Macのブラウザから簡単にBizBoxServer「OS Pro」に接続することができるアプリです。スマートフォン、タブレット、PCに専用のアプリをインストールすることなくchromeやsafariといったブラウザでBizBoxServer「OS Pro」に簡単にアクセスしてファイルのアップロードやダウンロードをすることができます。
対応端末とOS(2022.1末時点)
推奨ブラウザ
・Google Chrome
・Microsoft Edge
・Safari
※基本的にはブラウザが動作する環境であればご利用頂けますが、動作確認は上記対応端末と推奨ブラウザの組み合わせで行っております。
※ファイルのアップロード・ダウンロードは、回線の状態及び利用端末の性能により時間を要する場合があります。
失敗した場合、再実行することで読み込むことが可能になる場合があります。
※本機への接続の最大接続数は、5ユーザー、それぞれ2セッション、最大10セッションとなります。
※1クライアント端末が安定して利用するにはおおよそ3Mbpsの帯域を必要とします。
※1つのフォルダーに大量のファイルがある場合、表示に時間がかかります。快適にご利用いただく目安として、1フォルダ内のファイル数は1,000以下を推奨いたします。
利用の流れ
1. 管理者はRACAを利用させたいユーザーをWeb管理インターフェースで作成します。（すでに作成済みの場合は不要です。） 詳細は、アクセス権－ローカルアカウントの項をご覧ください。
2. 管理者はWeb管理インターフェースのアプリセンターからRACAの機能を有効にし、リモートアクセス用のURL/QRコードを発行します。 詳細は、下記の「RACAの設定」の項をご覧ください。
3. 管理者は2.で発行したリモートアクセス用のURL/QRコードをRACAを利用したいユーザーに周知します。
4. RACAを利用したいユーザーは3.で周知されたURL/QRコードにブラウザでアクセスします。 詳細は、下記の「RACAの使い方」の項をご覧ください。
RACAの設定
Web管理インターフェースのアプリセンター内にインストールされているRACA_NAS_APPのアイコンをクリックし、「アプリページに入る」を押下するとブラウザのページ（タブ）が新しく開きます。セキュリティ警告が出ますので「詳細設定」から「x.x.x.xにアクセスする（安全ではありません）」を押下してアプリページに進んでください。
RACAの設定画面が開き上記画像の設定画面が表示されます。
「リモートアクセス機能を有効にする」のチェックボックスにチェックを入れると、リモートアクセス機能が有効となり、リモートアクセス用URLとQRコードが表示されます。
このURLはRACAで BizBoxServer「OS Pro」にアクセスするために必要なURLとなります。
管理者はこのURL/QRコードをリモートアクセスを利用するユーザーに共有します。ユーザーは①このURL/QRコード、②ローカルアカウントのユーザー名、③ローカルアカウントのパスワードでアクセスすることが出来ます。
アップロード/ダウンロードファイルは１M～50,000MB(50GB)のサイズ制限をかけることが出来ます。
制限を超える容量のファイルはアップロード/ダウンロードできません。
RACAの使い方
① 接続
管理者にリモートアクセス用URLを共有してもらい、ブラウザに入力して接続します。
タブレットやスマートフォンでご利用の場合は、QRコードをカメラやアプリで読み取ってアクセスすることもできます。
次回利用時のために、ログインページをお気に入りやブックマークに登録すると便利です。
② ログイン画面
以下のログイン画面が表示されますので、普段自分が使用しているローカルアカウントのIDとパスワードを入力し、「私はロボットではありません」にチェックを入れた上で「ログイン」ボタンを押下します。
「私はロボットではありません」にチェックを入れようとすると以下のようなランダムな設問が表示されることがあります。
設問の通りに画像の中から該当するものを選択して確認を押下してください。
よくわからないときはスキップを押下して別の設問にすることも出来ます。
ここに注意
※アクセス拒否機能を有効にしている場合、ID・パスワードの入力を3回間違えると30分ロックがかかりログイン出来なくなります。※画像選択画面が出る時と、出ないときがあります。これはボット対策として使用しているGoogle reCAPTCHAのアルゴリズムによりランダムで制御されているため不具合ではありません。
③ 初期画面
ログインに成功すると以下のような画面が表示されます。
（お使いの環境、アカウントによって表示されるフォルダーは異なります。）
左のチェックボックスで一つ・または複数選択したものを[削除]することが出来ます。[ダウンロード]は一つのファイルに対してのみ有効です。複数ファイル・フォルダーにチェックをいれた場合は[ダウンロード]ボタンがグレーアウトして選択することができません。
※チェックボックスと [アップロード][フォルダー作成]は連携しません。
[切り取り][コピー][名前の変更][共有ファイル]のボタンは各ファイルの右にある
を押下することで表示され、これらの操作の対象となるのはを押し、グレーの色が濃くなったその単一のファイルだけとなります。
※左のチェックボックスとは連動しません。複数ファイルをチェックボックスで選択して、[切り取り][コピー][名前の変更][共有ファイル]を実行することは出来ません。
[アップロード]
アップロードしたいファイルをドロップするかファイル選択から選択してアップロードします。(左下図)
チェックボックスにチェックを入れると同名のファイルがあった場合に上書きします。
※一度に多量のファイルをアップロードすると動作が重くなることがあります。特にサイズの大きいファイルをアップロードする際は、1ファイルずつアップロードすることを推奨いたします。
※チェックを入れずにアップロード先に同名のファイルがある場合、アップロードに失敗します。(右下図)
[フォルダー作成]
サブフォルダーを作成したい場所で[フォルダー作成]を押下すると以下のウィンドウが表示されます。フォルダー名を入力し、[はい]を押下することでフォルダーを作成することが出来ます。
※ホーム画面に共有フォルダーを作成することは出来ません。共有フォルダーを作成したい場合はBizBoxServer「OS Pro」WebUIの「共有フォルダー」でフォルダーを追加してください。
[貼り付け/切り取り/コピー]
移動、またはコピーしたいファイルを１つ選び、そのファイルの右にあるから[切り取り][コピー]を押下。貼り付けを行いたいフォルダーでから[貼り付け]を実施すると左下の画面が表示され、はいを押下すると移動、またはコピーが実施されます。(右下図)
※元ファイルと同じフォルダーに移動、左下図のようにエラーが表示され、コピーすることは出来ません。
※既に同名のファイルがある場合、右下図のようにエラーが表示され、移動またはコピーすることは出来ません。「ファイルが存在する場合、上書きする」にチェックを入れると上書きされて貼り付けされます。
[削除]
削除を行うにはどのファイルを削除するか、左のチェックボックスを使って選択する必要があります。チェックを付けた複数のファイル、フォルダーをまとめて削除することが出来ます。
[ダウンロード]
ダウンロードしたい一つのファイルの左のチェックボックスを使って選択し、[ダウンロード]を押すとダウンロードができます。
※複数ファイルやフォルダーをまとめてダウンロードすることはできません。
[名前の変更]
名前を変更したいファイル/フォルダーを１つ選び、そのファイル/フォルダーの右にあるから[名前の変更]を押下すると、左下のウィンドウが表示されます。変更したい名前を入力し、[はい]を押下することで名前を変更することが出来ます。(右下図)
[プレビュー機能]
ファイル名を押下すると「詳細」が表示されます。対応する一部の画像フォーマットについては画像のようにプレビューが表示されます。また[ダウンロード]を押下すればここからダウンロードが可能です。
※プレビューに対応している画像のファイルタイプはpng, jpg, bmp, gifです。
ファイル共有
ファイル共有の機能を使用すると BizBoxServer「OS Pro」内のファイルを外部のユーザーと共有することが出来ます。
共有を行いたいファイルの右端のを押下し[共有ファイル]を押下します
必要に応じて「コード保護を取得（パスワード保護をする）する」、「有効期限を設定する」にチェックを入れて有効に設定し、最後に[共有リンクを生成する]を押下します。
共有リンクが表示されます。赤枠のクリップボードマークを押下するとクリップボードにURLがコピーされます。
メールなどにペーストし、共有することが出来ます。
QRコードの画像を押下するとQRCode_ファイル名.pngという名前でQRコードの画像をダウンロードすることができます。スマートフォンなどのカメラでコードを読み取ってアクセスすることが出来ます。
共有リンクにアクセスするとパスワードで保護されている場合以下のような画面が表示されるのでパスワードを入力してGetを押下します。
パスワードを入力してGetを押下した後、またはパスワード保護をしていない場合は直接以下のような画面になります。押下してダウンロードしてください。
有効期限が過ぎてしまうと下図のようにリンクは失効します。
[共有リンクの管理]
画面右上にあるアカウントボタンを押下し、共有リンク管理を押下します。
下図のように共有リンクを作成した履歴が表示されます。
① 左でチェックを付けた履歴を削除する
② 各ファイルで編集を行うと既に発行したリンクを編集し、パスワードの追加・変更・削除、有効期限の変更を行うことが出来ます。
リモートアクセスのログ
RACAはリモートアクセスでのアクセスログを取得、表示できます。[ログと通知]-[アクセスログ]-[Remote Access]でログを確認することが出来ます。ログ項目は以下のとおりです。
・ 日付時刻
・ユーザー：ローカルアカウントユーザー名が表示されます。共有リンクへのログインログはGuestとなります
・イベント：下表を参照ください
・ファイル名：ファイル、フォルダ操作に関するログの場合、対象ファイル/フォルダ名が表示されます
[Remote Accessのログをエクスポート]を押すことでCSV形式でエクスポートすることが出来ます。
※コピーや切り取り、貼り付けなどはアクセスログとしては記録されません。
その他注意事項
