『Biz Box Server 「OSPro」』のファームウェア更新のお知らせ
2025.3.1
平素はデータ安心保管プラン(スタンダード)のサービスをご利用くださいまして誠にありがとうございます。
このたび、Biz Box Server 「OSPro」のファームウェアを更新しましたので、新たに追加・変更された主な機能に関してお知らせ致します。
ファームウェアのバージョンは「3.02.10.89」になります。
バージョンはWeb管理インタフェースのコントロールパネルの コントロール → システム情報
から確認できます。
<新たに追加・変更された主な機能>
・スナップショット
・クラウドバックアップ
・ローカルバックアップ
・アプリセンター
・ファイルセンター
・アクセス権
・ローカルアカウント
スナップショット
Web管理インタフェースのコントロールパネルの アクセス権-共有フォルダ にてフォルダを選択して[スナップショット]ボタンを押下すると下記の画面が表示されます。下記の画面にて、左側のスナップショット履歴を選択すると画面に復元可能なフォルダとファイルが表示されますので、復元したいフォルダやファイルを選択して復元してください。
クラウドバックアップ
・スケジュールタスク実行中に別のスケジュールタスクをスキップせず、 実行中タスク終了後に順次実行するように
改善しました。
・バックアップデータの復元(リストア)に必要なデータベース情報をクラウド上に保存し、クラウドバックアップ
のデータのリストア実行時にそのデータベース情報を使用するように変更しました。これにより故障等でHDD内に
復元のための一切の情報がなくてもクラウド上のバックアップデータを復元できるよう改善しました。
・クラウド側の容量が容量制限値より超えていた場合は、クラウドバックアップが実行できませんでしたが、NAS内
のファイルを削減して容量を削減し容量制限値以下にした場合は、クラウド側が容量を超えた状態であってもNAS
内のデータに合わせるようにクラウドバックアップが実行できるようになりました。
・コンフィグファイルのリストア時はクラウドバックアップ及びローカルバックアップのスケジュールタスクを自動
で無効にしてリストアされるようにしました( Biz Box Server 「OSPro」 内のデータが空の状態でコンフィグ
ファイルをリストアした際にクラウド上のバックアップデータが勝手に消去されてしまうのを防止するため)。
Biz Box Server 「OSPro」 内のデータを復元した後にスケジュールタスクを再開する場合には、有効にするのを
忘れないようにしてください。
ローカルバックアップ
・スケジュールタスク実行中に別のスケジュールタスクをスキップせず、 実行中タスク終了後に順次実行するように
改善しました。
・コンフィグファイルのリストア時はローカルバックアップのスケジュールタスクを自動で無効にしてリストアされ
るようにしました( Biz Box Server 「OSPro」 内のデータが空の状態でコンフィグファイルをリストアした際に
ローカルバックアップ用の外付けHDD上のバックアップデータが勝手に消去されてしまうのを防止するため)。
Biz Box Server 「OSPro」 内のデータを復元した後にスケジュールタスクを再開する場合には、有効にするのを
忘れないようにしてください。
アプリセンター
・ Web管理インタフェースのアプリセンターの中にある「Clam AV」で登録できるスキャン対象フォルダ数を最大
10フォルダから最大15フォルダに拡張しました。
ファイルセンター
・暗号化されていない市販品の外付けHDDを接続するとWeb管理インタフェースのファイルセンターやWindowsOS
のエクスプローラー等を利用してBiz Box Server 「OSPro」内のフォルダやファイルを接続した外付けHDDに
コピー&ペーストできたり、接続した外付けHDDのデータをBiz Box Server 「OSPro」内にコピー&ペーストでき
てしまっていたものは、セキュリティ上の観点からご利用できなくなりました。Biz Box Server 「OSPro」で
フォーマットして暗号化された外付けHDDだけご利用可能です。
※注意 フォーマットをする場合には外付けHDD内のデータは全て消去されてしまいますので、全て消去しても問題
ない場合のみフォーマットしてからご利用ください。消去されてはいけないファイルが1つでもありましたら、
その外付けHDDはBiz Box Server 「OSPro」には、接続しない又は接続を外して業務でご利用のパソコンに接続
してご利用ください。
※外付けHDDをBiz Box Server 「OSPro」から外す操作方法は、Web管理インタフェースのコントロールパネル
のコントロールの外付けデバイスから該当外付けHDDを選択し、[取り出す]ボタンを押して外してください。
アクセス権
・フォルダAの作成者(オーナー権限を有するユーザー)XをグループGから削除した際に、フォルダAの配下にある
そのグループGしかアクセスできないはずのサブフォルダBへXがオーナー権限によりアクセスできていたのを
オーナー権限よりはグループ権限設定を優先してアクセスできないようにしました。
・フォルダAの配下にあるサブフォルダBに対してフォルダAの作成者(オーナー権限を有するユーザー)Xの
アクセス権を拒否にした際に、アクセス権のあった他のユーザーYがフォルダBの配下の自身が作成したファイルF
を削除するとユーザーYがゴミ箱にアクセスした際にファイルFが表示されない(アクセスできなくなる)
(ゴミ箱に移動した際にオーナー権限の拒否設定が他のユーザーにも反映されてしまう)のをゴミ箱内もオーナー
権限よりはユーザーのアクセス権設定を優先して表示される(アクセスできる)ように改善しました。
ローカルアカウント
・ Web管理インタフェースのコントロールのアクセス権のローカルアカウント設定において、ユーザー・グループ
ACL設定の保存と復元機能を追加しました。ユーザー・グループACL設定ファイルは、RAID内への保存
(定時・手動)とパソコン端末へのダウンロード保存(手動)ができます。このユーザー・グループACL設定ファイル
を保存していた場合には、故障等でユーザー・グループACL設定が消えてしまっても、保存していたユーザー・
グループACL設定ファイルをリストアすることで復元できるようになりました。
※注意 ユーザー・グループACL設定ファイルは、コンフィグファイルに含まれていませんので自動でバックアップ
はされません。お客様の方でこのユーザー・グループACL設定ファイルをバックアップするようにしてください。
このACL設定ファイルがない場合は、故障等でユーザー・グループACL設定が消えてしまった場合には、従来通り
手動での設定が必要になります。