繰り返し作業(サマリー・パターン詳細)
概要
繰り返し作業(サマリー・パターン詳細)について、ご説明いたします。
サマリー
「繰り返し作業」のページ上部には、繰り返し作業の全体のまとめ(総繰り返し作業時間、業務時間からの割合、検出パターン数、前月と比較した総繰り返し作業時間の増減数)が表示されます。
注目パターンとして設定したパターンには、★マークが黄で表示されます。(注目パターンに設定したパターンを、右上の「注目パターン一覧」でまとめて確認ができます。)
繰り返しパターンの数字(パターン1など)は、初回レポートでは作業時間順に採番されます。
2回目以降では、AIが繰り返しパターンの内容を確認し、過去に同じ繰り返しパターンがあった場合は同じ数字が振られない場合は新しい番号が振られます。そのため、2ヶ月目以降はパターン1から順に並ぶとは限りません。
「繰り返し作業」のページ中間部には、繰り返し作業のパターンごとに「繰り返し作業一回あたりの所要時間」と「繰り返し作業が行われた回数」を示すグラフが表示されます。効率化すべき作業がないかを考える際のひとつの指標とすることができます。
「繰り返し作業」のページ下部には、繰り返し作業の経月変化の内訳がグラフ(縦軸:総業務時間、横軸:年月) で表示されます。
縦棒グラフは月ごとの繰り返し作業の合計作業時間、パターン別の推移などを示し、折れ線グラフはこれまで繰り返し作業の累積時間を示します。
パターン詳細
パターン詳細ページ上部には、当該パターンに関する情報(総繰り返し作業時間、繰り返し回数、作業実施人数、前月と比較した当該繰り返し作業時間の増減数)が表示されます。
例えば、実施人数が1名の場合、当該社員の負担や急な休職・退職のリスクを考慮し、優先的な効率化・業務分担・マニュアル作成・アウトソーシング等を検討可能です。
★マークをクリックすると、当該パターンを注目パターンに設定できます。(設定済のパターンは★マークが黄で表示されます。)
下記の3つの条件から、ロボット化に向く可能性があるかを、利益向上のチャンスの観点から「大・中・小」で判定します。
①繰り返し作業回数が50回以上
基準理由:1日2回以上程度の回数があると、毎月継続して発生する可能性が高い
②各ウィンドウの滞在時間が短い
基準理由:比較的複雑な作業でなく、ロボット化できる可能性が高い
③エクセルやアクセスの利用
基準理由:エクセルやアクセスは大量のデータを格納する役割のあるアプリであり、ロボット化で効率化できる可能性が高い
パターン詳細ページ中間部には、AIが検出した繰り返し作業の内訳が、作業フロー図で表示されます。
フロー図では、起動しているアプリケーション(例:経理システムA.exe)、作業しているウィンドウ名(例:債務伝票申請)、作業時間(例:84秒)が確認可能です。
・2回以上同じ作業を繰り返し実施しているものを、繰り返しパターンとしてAIが検出。
・フローと異なる作業は(例:伝票作成中にメールを見た) AIがノイズとして削除するため、繰り返し作業の中で最も一般的なフローがフロー図として表示されます。
・フロー全体及び各ウィンドウ内での作業時間は「中央値」を表示。
※平均値ではなく、中央値を取ることで、例外的に時間がかかった場合等に影響されにくくなります。
パターン詳細ページ中間部には、繰り返し作業を実施した社員ごとの作業時間がグラフで表示されます。
当該パターンの繰り返し作業の実施日(横軸)と日ごとの作業時間(縦軸)を示すグラフが表示されており、縦軸は社員ごとの作業時間の積み上げを示します。
「その他のユーザーについて個別にチェックする」をクリックすると、繰り返し作業を実施した社員の一覧が表示され、確認したい社員のみ選んで表示することができます。